朽葉考集録

めめとちゃんの雑記帳です

「蒐」感想 〜 その手に全てを!!

 あれもこれも書こうとすると、考察記事を書くときの壁になるような気がする。よって、今回も感想は大幅に内容を絞って書くことにした。

 ジャケット右下に指、左側、右上にはCDケースらしき枠線。この時点で怪しさが露骨だったが、開いてみると案の定だった。「蒐」そのものを持つ魔理沙の姿が浮び上がる……実に巧妙な仕掛けで、こうやってEPにも手を抜かないところが実に凋叶棕らしい。

 しかし、ジャケに描かれているのは、今までのアルバムを象徴する各アイテムを集めた魔理沙。これは「蒐」を魔理沙が所持している、という文字通りの意味か……それとも……。これ以上は考察記事に取っておこうか。

 そして、珍しくCDのレーベル文が存在しなかった。レーベル文はそのアルバムのあらすじが書いてある事が多いし、盤の性質上無くても不思議ではないのだが……私にとっては一番重要と言ってもいい考察のソースなのだ。(´・ω・`)

 肝心の曲!いやぁ、今回の盤も良インスト、謝罪案件とネタがてんこもりだった。だが、敢えて一曲に絞って感想を書こう……というか、夜聞聞が全くわからないという実情もあるのだが。凋叶棕有識者の方、夜聞考察の記事を是非書いてほしいのです…

 で、一曲絞って書くのはもちろんラストトラック、コレクターズ・ハイだ。

凋叶棕の魔理沙には大きく分けて2つの属性がある、と思っている。

 一つは、げんきになったときのうたのように精神的な弱さを露呈したりする、脆い魔理沙、或いはKrisame Eversionのように、嫉妬心と欲から、手段を選ばない黒魔女的な魔理沙

 そしてもう一つは、無題や「スター」シリーズに代表されるような主人公属性、前向きでまっすぐで明るい魔理沙

この曲がどっちの属性に該当するかと言われたら、おそらくは後者に入れる事になるだろう。しかし、前者にも当てはまる所が無いとは言えない。中々、判定が微妙だ。

だけど、そんな属性はそっちのけで、僕にはコレクターズ・ハイの魔理沙がとても魅力的に映る。

「蒐め蒐め蒐め蒐め蒐めて その目的ただただくらく〜〜」のくだりは秘蔵空論の一節、生生生生暗生始のもじりだと思われるが、なるほど彼女の目的は「集めること」で、それ以上ではないのだ。

珍しい物、隠されたお宝、秘密、なんでも蒐集したい。コレクションしたい。その価値、意味ではなく、ただ「欲しいからいただいていく」……その欲望は底なし。それでいて、自分の人生には妙に達観している。

実に、人間くさい。そして、そこが「霧雨魔理沙」の魅力なのだ。何度でも挑戦する。何度も立ち上がる。諦めない。「夢をまた一つその手にして、夢をまた一つ叶えていく」。

それを体現している、欲はあっても何故か憎めない……例えば、アルセーヌ・ルパンのような。コレクターズ・ハイの魔理沙は快盗だった。思わず憧れてしまうくらいに。

僕は、そういう人間らしい人間が堪らなく好きなのだ。


……ふむ、大分駄文になってしまったが、あとはいずれ書くだろう考察記事に託す事にして、今回はここでペンを置いておこう。

次の更新では、遙考察の一応の終着「うつろわざるもの」の記事をお届けしたいと思っている。まあ、気長に待って貰えれば幸いだ。